LINE Payが、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」において、2019年8月より参加している総務省主催「統一QR「JPQR」普及事業」への対応範囲を拡大すると発表した。

これにより、JPQR導入店舗でJPQRを読み取るだけでLINE Payのコード支払いを利用できるようになるとのことだ。

同事業は、これまで小規模店舗を含む事業者にバーコードやQRコードの決済を普及させることを目的とし、加盟店開拓業務プロセス等の検証と低廉な手数料率でのサービス提供等によるキャッシュレス化の進展の検証を行ってきた。

検証より一定の成果が確認できたことから、2020年2月から全国展開に向けたトライアルに着手しているという。

LINE Payは、2019年8月の同事業が開始して以降、利用者が決済コードを提示するCPM方式で対応してきたが、今回の対応範囲拡大に伴い、QRコードを消費者のスマートフォンで読み取るMPM方式での対応を開始するとのことだ。

同社は、金銭の流通において生じる時間や手間、手数料など様々な摩擦をゼロにし、将来のキャッシュレス・ウォレットレス社会を見据え、モバイルフィンテックの世界をリードする存在になることを目指すとしている。