大分県、NTT Com、オートバックスセブン、大分交通、ドコモらが、大分県で、濃霧の中でも安全に走行できる運転補助システムの確立に向け、運転中の周囲の車両やガードレールなどを画像認識し、5Gでリアルタイムに車内のディスプレイに表示する実証実験実施することを発表した。

現在、大分空港と大分市方面を結ぶ主要な移動手段は高速バスとなっているが、中間点にある日出JCTにて濃霧が発生しやすく、交通面・観光面で大きな課題となっていた。同実証実験により、濃霧の高速道路でも安全に走行できる運転補助システムを確立し課題解決を目指していくという。

濃霧 実験 NTT

今回の実証実験では、濃霧の中を走行中に撮影した画像を、5Gを用いてドコモオープンイノベーションクラウドへ送信。クラウドに実装したドコモの画像認識エンジンが、前方を走行する車両、高速道路の白線・ガードレールを認識すると、その結果を車両のヘッドアップディスプレイに表示する。これにより、運転手は視界不明瞭な濃霧の中でも車線や前方の車両などを目視することができるという。

大分県、NTT Com、オートバックスセブン、大分交通、ドコモらは、これからも社会課題解決、地域社会活性化、県民サービス向上に向けて取り組んでいくとのことだ。