日本郵便と本田技研は、郵便配達業務で使用する電動二輪車として、Honda製電動二輪車「BENLY e:（ベンリィ イー）」の導入に合意したことを発表した。

今回の合意は、2017年3月23日に日本郵便とHondaが協業に関して締結した覚書に基づき、郵便配達業務において、現行の二輪車に替わる電動車両を用いた社会インフラ整備に向け、検討を続けてきたものだという。

フル充電した場合、時速30キロメートルで約87キロメートル走行でき、限られた地域を回る郵便配達であれば、この航続距離で1日の業務に対応可能とのことだ。

2020年度中には、2,000台程度を導入すると検討している。

配備エリアは、2020年1月より、新宿・日本橋・渋谷・上野郵便局の4局から使用を開始し、東京都をはじめとした首都圏の近距離配達エリアに配備するとともに、一部の地方主要都市の郵便局にも配備を予定。

本電動二輪車の導入により、2020年度末には東京都内における郵便配達業務用二輪車の2割が電動二輪車となる予定としている。