あなたは英語を話せるだろうか。
もし「来年こそは英語を習得したい」「読み書きだけでなく、リスニングとスピーキングも身に付けたい」と考えているなら、ぜひこの記事をスクロールする指を止めないで欲しい。

先日、とある噂を聞いた。
今、台湾発のスタートアップが生んだ英語学習オンラインサービスが話題になっているというものだ。
その名は、「VoiceTube(ボイスチューブ)」。

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オンライン動画(YouTubeなどを含む)を中心とした動画を視聴しながら英語を気軽に学ぶことが出来るWebサービスだ。会員数は全世界で350万人を誇り、2016年にはFacebook社主催のApp of the Yearも獲得し、現在多くの台湾人のライフスタイルの一部になっているという。

本当に効果があるのだろうか?と思うユーザーも多いことだろう。

そこで今回は、株式会社VoiceTubeのCOOであるジョニー・サイ(Johnny Tsai)氏に、本サービスの魅力や学習の仕掛け、日本市場での戦略などについてお話を伺った。

Johnny Tsai(ジョニー・サイ)
VoiceTubeの最⾼執⾏責任者(COO)として、グローバル市場の経営企画と事業開発を中⼼とした業務執⾏を統括。収益成⻑と情報技術のサービス・ソリューションの発展に⼤きく貢献。コロンビア⼤学経営科学の修⼠号を取得後、台湾の国泰世華銀⾏の株式アナリストおよびトレーダーとして活躍。テクノロジー、メディアと情報通信の専攻分野を⽣かし、5億ドル投資ファンドのケースに携わる。2013年に VoiceTube の⽴ち上げにジョイン後、マーケティング部⾨を統括、 VoiceTube の台湾トップ200サイトランクインを実現。プロダクト開発全般の指揮も務め、様々なサービスやアプリの開発を⼿がける。2016年に Facebook が主催するスタートアップを⽀援するプログラム FbStart で最⾼賞の App of the Year を獲得。

<AMP×VoiceTubeのイベントを渋谷で開催>

VoiceTubeのCOOジョニー・サイ氏が来日し、Schooの森氏とProgateの加藤氏を交えたトークセッションを行い、オンライン学習で作るキャリアについて語ります

台湾のトレンドとなった「VoiceTube」とは

──「VoiceTube」のサービス内容について教えてください。

ジョニー・サイ氏(以下サイ氏):「VoiceTube」は、約80,000本ある幅広いジャンルの動画から、生きた英語を学ぶことが出来る、無料英語学習アプリです。(※有料プランあり)

最大の特徴は、「動画を使って英語学習を行う」という点です。
動画を活用することで英語の「リスニング(listening)・読む(reading)・書く(writing)・話す力(speaking)」をこのアプリ一つで手軽に勉強することが可能です。
また耳から入る音としての英語を重視しているので、ネイティブが日常的に使うような「生きた英語」を身に付ける効果を期待出来ます。

動画のカテゴリーは、日常に使える英会話/TOEIC(トーイック)/TOEFL(トーフル)/英検対策などから選べ、あらゆる学習目的に沿った字幕付き動画を“毎日”更新しています。

使い方はシンプルです。
まずTOPページに表示されている様々なジャンルや、自身の英語学習レベルから、観たい動画を選びます。

ユーザー登録(無料)を行わなくても動画を視聴することは出来ますが、登録することでお気に入りの動画を「マイ動画」に入れたり、自身の学習進度から学習グラフを確認出来るようになるなど、使える機能が増えます。

さらに動画には英語字幕と日本語字幕が付いており、気になった英単語をクリックすると、辞書代わりとなって意味を瞬時に知ることが可能です。

またリピート再生機能や単語検索機能、速度調整など各種機能に対応しており、より効率的にネイティブの発音を聴きながら英語学習を行うことが出来ます。

スマートフォンでもパソコンでも時間・場所問わず動画を視聴することが出来るため、時間に限りがあるビジネスパーソンにとっても、効率的に英語学習を行えるように設計しています。

──動画学習という特徴以外に、VoiceTubeが大切にしている点はありますか。

サイ氏:“楽しむ”という部分を本サービスでは、特に重要視していますね。やはり楽しくないと、なかなか続きませんから(笑)

もちろん世界的なトレンドとしても、楽しむというのは重要なポイントだと思っています。
特に現在欧米諸国などでは、「EdTech(エドテック)」と「Edutainment(エデュテインメント)」という、2つの考え方が注目されています。

EdTechとはご存知の通り、テクノロジーを使って学習を効率的に進めよう、という考え方です。
一方、Edutainmentは、「Education(教育)× Entertainment(エンターテインメント)」を組み合わせた造語で、学習者がゲーム感覚で楽しみながら学ぶ考え方です。

楽しみながら学ぶことの一番のメリットは、学習過程が娯楽となるため、ユーザーに“勉強”という負のイメージを持たせず、自然と内容を身に付けることが出来る点ですね。

まさにVoiceTubeは、上記のような要素を両方兼ね備えていると言えます。

──VoiceTubeが生まれたきっかけについて教えてください。

サイ氏:私の友人でもある共同創業者(現CEO Richard Zenn)の体験がきっかけになっています。

VoiceTubeを開発する以前、彼は外資系企業に勤めていたのですが、上司がヨーロッパ訛りの英語を話す人で、その独特な発音や意味を彼は理解することが出来なかったそうです。
学生時代は英語に自信もあったため、コミュニケーションが取れなかったことがショックだったようで……。

そのエピソードを聞いた私は「どうしたら生きた英語を効率的に話すことが出来るのか」といったテーマについて、彼と何度もディスカッションし、その結果「英語のテレビ番組を繰り返し観ることが最も効果的」という結論にたどり着きました。

しかし、彼の見ていた英語のテレビ番組では、週に一度しか放映されない、繰り返し観ることが出来ない、といった理由から学習時間が不十分でした。
そこでYouTubeを活用すると、その問題点の多くを解消出来たため、これはサービスになるのではないかと考えたんです。

YouTubeの動画に字幕が付き、リピート機能のある簡単なツールを作って学習したところ、彼の英語力は飛躍的な伸びを見せました。
そのことをSNSで投稿したところ、予想以上の反響があり、このツールを軸にビジネスをしようと考えたんです。

──VoiceTubeを活用することで、ユーザーはどのような効果を期待することが出来るのでしょうか。

サイ氏:英語学習に対する“モチベーション”と“自信”の向上だと思います。

VoiceTubeでは、ユーザーの閲覧履歴や、動画の滞在時間を分析し、ユーザーに最適な動画をレコメンドする仕組みをとっています。
ユーザーが好む傾向の動画を提供することで、学習に対するモチベーションを高く維持し続けることを可能にしているんです。

またAIを使い、ユーザーがスマートフォンに録音した音声を、どの発音が良くてどこが悪かったのか分析し、フィードバックする機能もあります。
発音によって相手に意図が伝わらないのは非常にストレスですが、VoiceTubeの機能を活用すれば、手軽に正しい発音を習得することが出来ます。

いきなり外国人と対面するのではなく、こうした機能で少しずつ自信を付けていければ、いざ本番となっても怖がることなく会話できるようになると思いますね。

ユーザーからは「TOEICのスコアが300点以上伸びた」「リスニングにおいて劇的に効果が上がった」という声も多くいただいているので、実感値としてVoiceTubeの効果を感じられています。

従来の英語学習の概念を覆す「VoiceTube」の独自メソッド

──VoiceTubeは、従来の英語学習サービスと比較して、何が違うのでしょうか。

サイ氏:“いま生きている英語”を学べる点です。

従来の英語学習サービスでは、事前に授業のカリキュラムや学ぶ内容が設定されていることが多かったと思います。
ですが、学習者にはそれぞれ異なるバックグラウンドや、進めやすい学習ペースがあるはずです。
そのため同じレベルであっても、同じクラスで同じ内容を学ぶというのは、本来あまり効率的な方法ではないはずです。

そして、多くのサービスがかしこまった英語表現や、時代に合わない表現を使っているので、日常会話では実用性がない場合も多いんです。
言語というものは本来、日々新しい表現やスラング(俗語)が生まれるので、時代の流れや変化に素早く柔軟に対応する必要があります。そして、外国人と会話するためには、最新のトピックについても知っているべきなんです。

VoiceTube内で提供しているYouTube動画は、アメリカで日常的に使われているトピックに特化しています。つまりユーザーは、アメリカに住んでいる人たちが取り入れている情報と変わらない内容のコンテンツを、同じようなタイミングで取り入れることが可能です。

私たちが大切にしている、他サービスと異なる特徴がもう一点あります。
それは、英語学習者同士の“コミュニティ作り”です。
一般的に英語の学習は独学です。同じ境遇の仲間がいない状況で、一人で勉強する時間が長く続くと、孤独からのストレスで英語の勉強自体に挫折してしまう人も多くいます。

そのため私たちは、SNS上やアプリ上で積極的にコミュニティを形成しています。ユーザーが私たちと気軽に交流することが出来るよう、投稿されたユーザーからのコメントに返信したり、フィードバックを行っています。そこには、同じ空間で似た悩みを持つユーザー同士が刺激し合える、という狙いもあり、「一緒に勉強し合える仲間がいる」という共通認識が、独学以上にモチベーションを高く維持させてくれます。

私たちは、常にこの考えを大切にしたいと思っています。

──台湾においてVoiceTubeが、ユーザーのライフスタイルの一部になれているのは、どうしてだと思いますか。

サイ氏:VoiceTubeが習慣化する仕組みを重視して設計されたサービスだからだと思います。
私たちは日頃から、どうすればサービスがユーザーの日常に溶け込めるかを考えています。

その一例として、VoiceTubeには自分のレベルや達成具合を毎日チェック出来る機能があり、コンテンツは日々最新のものが大量に更新されるので、飽きることなくユーザーは自分の好みに合った動画を視聴できる、ということがあげられます。

先ほどの「英語学習が負のイメージではなく、楽しみながら習慣化すること」ということをユーザーにとって当たり前にするため、日々サービスの改善に努めています。

またエンターテインメントに限らず、世界のニュースやトピックをVoiceTube上で確認出来るので、英語学習だけでなく、総合メディアとしても活用してもらえたら嬉しいですね。

英語を習得することによって拡がる、ビジネスチャンス

──日本にも進出されたということは、アジアにおける英語学習課題は共通しているのでしょうか。

サイ氏:英語学習における課題は、とても似ていると思います。

私たちアジア諸国は、“話す”ことよりも“読み書き”を重視し過ぎた英語教育の結果、外国人との日常的な会話にすら苦手意識を持っている人が多いです。

ビジネスに目を向けてみると、現在では多くの欧米企業がビジネスチャンスを求めてアジアに進出していますが、それは彼らにとってだけでなく、私たちアジアの人にとっても大きなビジネスチャンスであるはずです。

しかしそのチャンスを掴み、ビジネス上のキーマンと繋がるためには、世界共通語である英語で会話出来るということが必要不可欠なのは、皆さんも何となく想像がつくのではないでしょうか。

加えて自国の技術や資源は限られています。ビジネスとしてインパクトをより生み出すためには、海外企業と積極的に連携を取り、価値あるものを共創していくことがすでに求められています。

そのため英語の重要性は、以前にも増して非常に高まってきていると言えるでしょう。

だからこそ、アジア共通の英語学習の課題を解決することは、今まで以上にビジネスの可能性を拡げることに直結するんです。

──近年“リカレント教育”が日本でも注目されていますが、ビジネスパーソンが英語を身に付けるメリットは他にもあるのでしょうか。

サイ氏:あらゆる可能性に満ちていると思います。

以前は料理にしろ、動画編集にしろ、スキルを身に付けるためには学校に通って学ぶ必要がありました。ですがインターネットのある現在、多くの情報は全ての人に開かれています。
ただ、その情報のほとんどは英語で記されたもののため、自国の言葉になっている時点で、その情報はすでに古いか、質・量ともに十分でない可能性が高いのです。

英語を学べば、生涯を通して最新の情報を得ることが出来るため、ビジネスはもちろん、学校や日々の生活など、あらゆる場面で一歩先をいけるでしょう。

GAFAをはじめとした欧米の新興企業が著しい成長を遂げ、世界中への進出が続くなか、英語スキルは時代に乗り遅れないための必須アイテムとして、今後もその重要性を失うことはないでしょう。

また台湾も日本の企業と同様に、親世代の働き方を見直し、革新しようという社会の動きがあります。そうした背景も含め、いま私たちは変わらなければいけない時期に来ているのではないでしょうか。

物事にショートカットは存在しない

──英語学習サービスは巷に溢れ、既にレッドオーシャンな状況に思えます。その点についてはどのように考えていますか。

サイ氏:日本と同様、台湾においても従来の英語学習サービスはレッドオーシャンであると言えます。
ですが、VoiceTubeはこれまでのカリキュラム通りに行う内容のものではないため、そういったサービスとは真正面からの競合にはなりえません。

例えば、留学する際にはTOEFLの試験を受ける必要があります。
試験をパスするためには、従来の正しい文法知識や暗記が役立つでしょう。
そして、いざ留学先で実際の英会話が必要になった時には、VoiceTubeで習得した内容が役立ちます。

このようにVoiceTubeは、読み書きで学んだ内容を実践の場で最大限活かすためのツールとして大いに機能するんです。
ユーザーには、今までの知識や暗記してきた英語をより実学に昇華させる場として使ってもらい、より自然な英語コミュニケーションを身につける助けになれると考えています。

──台湾の次に日本市場でのサービス展開を考えたのは何故でしょうか。

サイ氏:アジアの話もしましたが、日本も台湾と似た英語学習課題を抱えている市場だからです。
そのため台湾で受け入れられたVoiceTubeが、日本のユーザーにとっても問題解決のソリューションとなり得るのではないかと考えています。

日本の社会的状況は、2020年にはスポーツの盛り上がりが最高潮になると予想されますし、訪日外国人は今後さらに増えていくため、急激な変化の時を迎えていると思います。

今、日本人を取り巻く環境は、まさに英語学習を次のステップに進めるチャンスの時であり、変化の時でもあるのではないでしょうか。
そのようなタイミングで、私たちのサービスが何か役に立てないかと思ったのです。

──日本での市場シェア拡大において、今後どのような戦略で展開していく予定ですか。

サイ氏:台湾ではユーザー同士のコミュニティ活性化によって拡大してきたので、日本でもコミュニティを立ち上げることが事業を加速させる一つの戦略だと思っています。
そのためにはまず、ユーザーにとって必要なコンテンツやソリューションを把握する必要があります。
現在、FacebookやTwitter、LINEなどあらゆるSNSを活用し、ユーザーとコミュニケーションを取る方法を検討しています。

また、市場での競争力強化に加え、今後英語ニーズの高まる業界や企業との業務提携強化を行っていきたいと思っています。その他にも、テクノロジー化されていない業界に対して私たちが培ってきた技術を提供することで、デジタル化を加速させ、WinWinな関係を作っていきたいですね。

私は「物事にショートカットは存在しない」と考えています。
日本のユーザーを増やしていくためのプロセスを一つずつ丁寧に積み重ねながら、必要なサービスを提供し続けていくつもりです。

──VoiceTubeが描く未来を教えてください。

サイ氏:将来的には台湾や日本だけでなく、その他のアジア諸国にもサービスを展開していきたいですね。またその先には、英語以外の言語にも対応していけたらとも考えています。

そのためにはユーザーの満足度をより高め、世界にVoiceTubeの価値を証明していく必要があります。

直近の動きとしては、引き続きユーザーエクスペリエンスの向上だけでなく、技術面においても最新のテクノロジーを駆使したソリューションを開発し続けていくこと。
そしてVoiceTubeコミュニティをより発展させ、国籍などの壁を超えた自由な交流の場が実現するように努めていきます。

この記事をご覧の皆さんには、初心を忘れず「英語を楽しむ」ことを大切にしながら、VoiceTubeを活用していってもらえたら嬉しいですね。

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取材・文:Sayah
編集:花岡郁
写真:西村克也