ウォレットアプリ「Kyash」および決済プラットフォーム「Kyash Direct」を展開するKyashが、「Kyash Direct」の提供を開始した。

「Kyash Direct」は、ウォレットアプリ「Kyash」で培ってきた決済技術をAPIによって解放し、利用企業の自社ブランドによるカード発行と決済プロセシング技術を提供するプラットフォームサービス。

通常、自社ブランドでVisaカードの発行を行う場合、Visa発行ライセンスを保有する銀行またはカード会社と提携し、Visa加盟店との決済処理を担うシステムを提供するシステムベンダーとの契約が必要となるが、同サービスは、カード発行からプロセシング業務まで、決済に関わる一連のプロセスをAPIを通じてワンストップで迅速・低コストで提供するという。

また、Visaのネットワークを通じて国内外の決済処理を捌く決済プロセシングシステムをKyash独自で開発しており、支払い原資(ファンディングソース)や、支払いのタイミングは利用企業のビジネスモデルに応じて設定が可能。

用途が限定されていた支払原資の決済における流動性を高めることで、国内外5,390万店舗のVisa加盟店で決済に利用することができるようになる。

また同サービスは、経費精算サービス「Staple(ステイプル)」を手がけるクラウドキャストへVisaカード発行および決済プロセシング技術を提供し、同社の国内初となるVisa加盟店で使える経費精算サービス一体型法人プリペイドカード「Staple(ステイプル)カード」の発行を開始。

これにより従業員による立て替えの負担、企業から従業員への銀行振込などの、経費精算にかかる手間や振込手数料を大幅に削減するなど、法人の経費精算にかかる処理がキャッシュレス化され、業務の効率化と生産性向上が実現可能となるという。

同サービスは、今回のプラットフォームサービスの開始に伴い、今後も様々なユースケースの支援を予定している。中でも、売上金決済、IoT非接触決済、売掛債権割引(ファクタリング)、クラウド会計、暗号資産(仮想通貨)、などの領域において、Visaのグローバルネットワークを解放し、決済の流動性を高めていくとのことだ。