幻冬舎と起業家 光本勇介氏は、出版業界の新たなビジネスモデルを確立すべく共同出資会社、株式会社価格自由を2019年7月17日に設立したことを発表した。なお、サービス利用開始日は2019年9月13日となる。

株式会社価格自由が提供する「価格自由」は、消費者が自分が好きな金額を決め、その金額が課金できるページへ誘導するQRコードを、書籍をはじめあらゆる媒体に提供していくサービスだ。

すでに幻冬舎が出版する2つの書籍にこの「価格自由」が導入され、1冊目の「実験思考」という書籍は1カ月半で1億円が読者から課金され、2冊目の「ハッタリの流儀」では3日で1億円以上がすでに読者から課金されており、書籍の販売以外の新たな収入源が確立できているという。

今後は、幻冬舎が出版する年間1000万部以上の出版物を対象に、著者が承諾した場合に限り、徐々に導入をしていき、将来的には他社や出版物以外の媒体などにもこの新たな課金の仕組みを提供をしていく方針だ。