共同印刷は、生活者から収集した食卓画像および画像と紐付いた情報をマーケティングデータとして提供するサービス「リア食(R)」で、新サービス「食卓評価スコア」の提供を開始したことを発表。

リア食は、”誰が、なぜ、何を、どのように食べたか”という食卓の実態を、実際の食卓画像と数値データで具体的に把握することができるマーケティングサービス。

2019年1月には画像認識技術を実装し、食卓画像から「メニュー」「食材」「ボリューム」を読み取る機能を追加。

これにより、食卓を撮影した画像から食事内容の詳細把握が可能になったほか、カロリー、たんぱく質、塩分、糖質などの栄養価情報も算出できるようになったとのことだ。

今回、提供を開始した「食卓評価スコア」は、このAIによる画像分析機能と、モニターの年齢や性別、BMIといった属性情報を組み合わせることで実現。

評価軸は、厚生労働省の推奨基準を用いた「理想栄養バランススコア」、理想栄養バランスを基準に糖質に注目した「糖質コントロールスコア」、筋力アップを目的にたんぱく質などの関連栄養素に注目した「マッスルスコア」、ダイエットを目的にエネルギーに注目した「減量スコア」の4つを用意。

モニターが撮影した食事画像を、「理想栄養バランス」「糖質コントロール」「筋力アップ」「ダイエット(減量)」の4つの切り口で分析・評価するもので、生活者の食事・食生活を、「健康」「栄養素」の視点から、よりリアルに把握することが可能になるという。

同社は、この「食卓評価スコア」をリア食データベースサービスの一機能として実装し、健康食品やヘルスケア関連メーカーに対してさらなる拡販を進め、今後もリア食の機能拡充に努めるとともに、ワークショップを開催してリア食の活用方法周知に取り組み、食品メーカーなどに向けた提案を強化していく方針だとしている。

※食卓画像認識技術および食卓評価スコアはリンクアンドコミュニケーションが提供。