中国・深圳の宝安スタジアムで開催された、次世代エンジニアと大学生向けにDJIが主催するロボットコンテスト「RoboMaster 2019」が8月12日に閉幕した。

RoboMaster 2019には、世界中から176チーム、約10,000人の若きエンジニアが参加し、決勝では32チームが熱戦を繰り広げたという。

優勝は東北大学(中国・遼寧省瀋陽市)。優勝者には、金色のトロフィーと共に、500,000人民元(約800万円)が進呈された。

RoboMasterは、民生用ドローンと空撮技術で世界をリードするDJIが主催しているロボットコンテストで、ここでは、意欲にあふれるエンジニアが集結したチームが、次世代型ロボットを設計、製作し、バスケットボールコートの大きさの競技フィールドで競い合う。

RoboMasterの決勝戦はTwitch.tvで中継され、195万人を超えるオンライン観戦者が15か国以上の国で視聴したとのことだ。

また、今回はニコニコ動画で初の日本語でのライブ配信も行われたという。

今年のコンテストには、中国本土、米国、カナダ、日本、香港、マカオの学生たちが参加し、準優勝は上海交通大学、準々優勝は電子科技大学で、 それぞれのチームが300,000人民元と100,000人民元を手にした。

RobotMaster トーナメント ディレクター、Jianrong Gao氏は、

「革新的な工学技術とゲームプレイ、そしてエンターテイメントを組み合わせたアクション満載のこのRoboMasterは、世界中の若きエンジニアとロボット技術者にとって、非常に魅力的な大会となっています。私たちは、すべてのチームの献身と努力を本当に誇りに思います。そして、大変素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた勝者に、心から祝福の言葉を伝えたいです。」

と述べている。

RoboMasterは今後も、次世代エンジニアリングと教育の文化に貢献する、創造的なプラットフォームへと発展していくよう、取り組んでいくとしている。