総合エンターテック企業のplaygroundは、プロサッカー選手の本田圭佑氏が手がける個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」を引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施した。また、本田圭佑氏をアンバサダーに迎え、全世界のスポーツ・エンタメ業界のデジタル化を推進する方針を示した。

今回のアンバサダー就任にあたり本田圭佑氏は以下のように述べている。

「サッカーでも、まだまだ紙のチケットで入場することが多いようですし、その仕組みは何十年も変わっていないと聞いています。playground社は、単にチケットの デジタル化を推進できるだけでなく、デジタルによって、ファンへの利便性の向上、不正コピー防止、物販などの付加価値提供を可能にします。スポーツだけでなく、エンタメ業界でも、ファンや選手、アーティストをより大事にし、業界の発展に大きく貢献できるサービスを作っているplayground社を応援したいと思い、投資を決めました」

なお、同社のサービスである「MOALA(β 版)」は、ライブの来場前・中・後にデジタルサービスを提供することでライブの魅力・体験価値を向上させる、コネクテッドスタジアムプラットフォームだ。さまざまなイベントで活用され、 2年間で15,000件以上のイべントで採用されているという。

さらに、2019年4月には、エンターテックに特化したコンサルティング・SI事業を立ち上げ、デジタル推進をしている興行主や業界関係者に対して、システム提供だけではなく、人的観点でも支援を開始しているとのことだ。

同社代表の伊藤圭史氏は、「今回の資本提携を契機に、彼が持つ業界への知見・経験と弊社が持つ技術力・アイディアを組み合わせ、新規事業の創出、国内外に於ける既存事業の推進、そしてKSKグループの事業加速に貢献していきたいと考えています。」と述べている。