LINEは、同社が提供する「LINEリサーチ」の新メニューとして、外食チェーンを対象とした「来店客調査パッケージ」の提供を開始したことを発表した。

「LINE」を通じて、外食チェーン店舗などのオフラインのシーンを起点に来店客へのアンケート実施が可能に


アンケート回答イメージ

同サービスでは、店内に設置された二次元コードを活用し、コミュニケーションアプリ「LINE」を通じたアンケート調査が可能。たとえば、店舗の各テーブル上に二次元コードを表示した卓上POPなどを設置することで、来店したLINEユーザーが料理をオーダーしたあとの待ち時間などで、アンケートに回答してもらうことができる。

新たなアプリのダウンロードや個人情報などの登録を行う必要がなく、アプリ上で回答ができるため、一般的なアンケートでの回答に負担を感じるユーザーや10〜20代の若年層からの回答も見込める。また、飲食デリバリーサービスを実施している場合も、アンケート用の二次元コードを記載したレシートやチラシなどを起点に、注文をしたユーザーからの回答を集めることが可能だ。

各店舗で実施する施策の継続的な効果測定や、来店客との長期的な関係構築も実現

一般的な外食チェーンにおいては、現在でも紙のアンケート用紙を使用したアンケートが主流になっており、回収率の低さと、データを収集し入力する従業員の手間やコストの負担が課題となっている。

同サービスでは、アンケートに回答したユーザーに対するインセンティブとして、LINEスタンプなどの「LINE」アプリ内コンテンツの購入や、LINE Payへのチャージ、各種ポイントサービスとの相互交換が可能なLINEポイントを付与することができるため、ユーザーからの回答率の向上が見込めるという。また、データで回答を収集することができるため、店舗の従業員に負担をかけることなく集計が可能だ。

さらに、ユーザーがアンケートに回答した後は、各企業が運営するLINE公式アカウントへの友だち登録も行えるため、LINE公式アカウントを通じたプロモーションや告知を実施することで、来店客との長期的な関係構築を実現できるようになるという。

img:PR TIMES