時代の移り変わりとともに、働き方に対しての意識も変わり、新しいサービスは生まれてきた。例えば、クラウドソーシングというビジネス形態が生まれることで、企業と個人の間での受発注の機会が今まで以上に創出されたりと、これまでの当たり前が見直されることでビジネスは次のステージへと進むのだ。

このような中、今回また新しいサービス形態が誕生した。日本最大級の顧問契約マッチングサイトを運営するプライドワークス株式会社は、業界初となる経営顧問に特化したダイレクト・リクルーティングサイトを開始した。

月額5万円で顧問採用し放題の新サービス

現在、顧問紹介サービスの業界では、導入企業から顧問の紹介料として、初期100万円と月額40万円程度の費用を毎月徴収している。しかし、依頼企業の経営サポートを担う顧問に対しては、わずか10万円の月額報酬しか支払わないという顧問料のピンハネが横行しているという。

その影響で、企業からは支払った顧問料に見合う成果を求められる割に、担当する顧問は10万円しか貰えていないこともあり、経営課題を抱えた企業に対する顧問の関与度合いが低くなる要因を引き起こし、両者の間で大きな不満が至る所で発生していた。

そこで、プライドワークス株式会社では、従来の顧問紹介会社が得ていた極端な中間マージンの搾取を撲滅するとともに、経営課題の解決に中小ベンチャー企業が気軽に経営顧問を活用できる仕組みを創出することを事業ミッションに掲げた。

そして、業界で初めて顧問と企業の直接契約と直接対話を可能にする、新たなマッチングの仕組みを開発した。具体的には、自社運営の日本最大級の顧問契約マッチングサイト「KENJINS/ケンジンズ」をフルリニューアルし、依頼企業サイドには、適正価格での顧問活用を可能にし、担当顧問サイドには、顧問報酬100%を実現するべく、月額5万円で顧問採用し放題の「経営顧問のダイレクト・ソーシングサイト」を新たに提供する。

これにより、小さな会社が従来の顧問紹介会社に依頼する大きな足枷となっていた顧問料の適正化を推進するとともに、これまでに無い新たな「経営顧問のダイレクト・リクルーティング」の仕組みをビジネスシーンに普及させることで、「顧問のチカラ」を身近にし両者のベストマッチを実現する。

大企業の役員と人脈ネットワークを持つ大企業OB人材を活用

「KENJINS」は、中小・ベンチャー企業の以下のような営業・販路開拓の課題に対応する。

  • 商品には自信があるが、社長以外に営業活動を人材がいない。
  • 営業マンはいるが、大企業の役員クラスと商談機会を作れない。
  • 大手企業に対する効果的な営業戦略が立てられずに困っている。
  • 短期間で新商品を市場に投入したいが、販売チャネルが乏しい。
  • 地方には営業基盤があるが、東京に進出し新規顧客を開拓したい。
  • 有料で求人広告を出稿しても優秀な営業マンが全然集まらない。

また、すでに活用しているクライアント企業からは以下のような声が寄せられているという。

  • 長年、取引をしたかった大手企業との新規口座開設に成功した。
  • 当初の予想以上に早く、大きな売上を上げることが出来た。
  • 顧問に営業支援を頂いたお陰で、費用対効果が抜群に良かった。

具体的なメリットとしては以下の9つのメリットがある。

  1. 大企業の役員との人脈ネットワークを持つ大企業OB人材を活用。
  2. 適正価格で大企業のキーマンとのアポイントや提案機会を実現。
  3. 各業界の営業部長の経験者が、最適な営業戦略をアドバイス。
  4. 見込み客へのアポイント、同行営業、クロージングまでを支援。
  5. 銀行、証券など金融業界の太いコネクションを持つ顧問が豊富。
  6. 他の顧問紹介会社とは異なり、顧問料のピンハネが一切無い。
  7. 低コストで顧問との直接契約ができるオンリーワンのサービス。
  8. 顧問採用し放題なので、何人と顧問契約しても一律の利用料。
  9. 成果報酬型で、人脈豊富な複数の顧問を活用することも可能。

また、KENJINSには3つの企業サイドにとってのメリットがある。

まず、KENJINSは、中小企業の経営者が抱える課題の解決に向けた実行型の支援にフォーカスしているため、経営経験豊富な大企業OB人材をネットワークし、依頼企業に訪問する形式で経営の実行支援を行っていることだ。

次に、登録企業としてアカウント発行後、管理画面で顧問の募集原稿を作成すれば、スピーディに顧問の求人が可能な仕組みを業界で初めて作ったこと。

さらに、顧問紹介サービスの業界で初めて、登録顧問のプロフィールをインターネット上に公開している。また、アカウント登録をした企業限定でサイト上に掲載していない非公開顧問のプロフィールの閲覧が出来る仕組みを実現することで、プロフィールの印刷コストやメール送付、手渡しによる営業コストを削減したことである。

「集団」から「個」へ働く形態が変化

現在、副業やフリーランスといった「個」で働く働き方が広がっている。今回のKENJINSで紹介される顧問はまさにこういった働き方だ。

このようないわゆる「プロ」向けにこだわったサービスとしては、株式会社ホールハートが提供している「プロの副業」がある。

このサービスの考えると副業とは、ちょっとした小遣い稼ぎではなく、あくまでプロフェッショナルスキルを持った人材が、複数の会社やプロジェクトに参画し、さらにスキルを磨いていくという就業モデルを指す。

このスキルアップのサイクルを、副業を通して何度も循環させていくことで、さらなる自己成長を遂げた人材を量産し、企業や社会にとって必要とされる人材を増やして行きたいと考えているという。

一方、欧米では、本業ではないサイドプロジェクトを「Side Hustle」と呼ぶことが増えてきているという。これは新しい副業のあり方として、ここ数年注目を集めている。そして、それにつれて企業も変容しつつある。

たとえば、ニューヨークに拠点を置くエージェンシー「Sylvain Labs」は、社員のサイドプロジェクトを支援し、会社として事業化している。

同社はクライアントにGoogle、Spotify、Airbnbといったテック企業から、パタゴニアやカルバン・クラインといったファッショブランドまで、有名企業を抱えている。

このように、時代の流れとともに「集団」から「個」へと働き方も変わろうとしている。これからは、一人一人の持ち味をいかした働き方や職場環境を、企業と個人が一体となって創り出す時代になってくるだろう。

ビジネス加速の一手となるか

どんなビジネスにも障壁はあり、立ち止まってしまう時はあるだろう。スタートアップなど、ビジネスを加速しなければならないステージの企業にとって、ミレニアル世代の新しい感性が重要になることは多いが、それ以外にも経験豊富な人材を登用するという選択肢も一つかもしれない。

若手にはない人脈や方法論など、ポイントポイントでの活用をすることができれば、ビジネスを加速させる要因になるかもしれない。

img:PR TIMES